健全な魂を育み損ねた非健全なオタクブログ

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『五等分の花嫁』2巻感想!

『五等分の花嫁』の2巻を読み終えました。1巻で、五つ子ヒロインというパワーワードに興味を惹かれて見事に作品を好きになったので、感想と考察を書いていこうと思います。

2巻のあらまし

2巻では、姉妹間のちょっとした衝突や関係性と絆が中心だった気がします。特に二乃、これまで風太郎を邪険に扱っていた理由が浮き彫りになる重要な巻です。もちろん、姉妹たちの花嫁候補としての怪しげな動きもウォッチしましたので、その話をしようと思います。

花嫁候補たちの動き

一花

姉妹たちは毎年恒例の花火を皆で見に行くところ。ところが途中で皆が逸れてしまいます。風太郎が皆を探す途中で、一花が姉妹に内緒で女優の仕事をしていたことが判明。一人で色々と隠し事をしていることを風太郎に見透かされ、「作り笑いをやめろ」と言われます。姉妹のことを気にかけてくれた上に、自身の心まで見通され、風太郎なりの思いやりを感じたのではないでしょうか。これをきっかけに一花は、女優への一歩を踏み出すことができるようになりました。彼女の人生の分岐点にもなったので、かなり重要な部分だったのではないでしょうか。
そして最後には膝枕だと!!!

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©五等分の花嫁 春場ねぎ

お姉さんキャラの膝枕は最強だって!!
これまで傍観者としての印象が強かった一花ですが、2巻ではだいぶ花嫁候補として一歩踏み出てきた気がしますね。

二乃

棚から落ちてきた本から二乃を庇おうとしたのですが、その拍子に二乃を押し倒してしまい、中野家姉妹裁判(?)にかけられる風太郎。ここで二乃は絶対に許さないと言って風太郎を突き放しますが、他の姉妹たちのヘルプで無罪に。居心地が悪くなって家を飛び出しますが、玄関前で体育座りしてる姿に不覚にも萌えました笑
この巻では、二乃がとても家族想いであることがわかりました。そのあとの家族皆で花火を見に行くことにこだわる描写。ここも、昔母親が好きだったから家族で見る花火は特別だからこそ。風太郎もそんな彼女の想いを知り、途中で逸れてしまった他の姉妹たちを探します。風太郎、結構優しい一面を見せてポイント上げたのではないでしょうか。とはいえ、感謝しているというよりは当然でしょと言わんばかりの態度。ほんと、わかりやすいツンデレ笑。

また、二乃がピアスを開けたいというシーン。ミーハーっぽさが出てて今どきの女子高生って感じでいいですね。ピアスをつけるために、風太郎にお願いすることになります。そのとき、彼の持っている生徒手帳から一枚の写真が飛び出ます。風太郎の小さい時の写真が今とは対照的のヤンキー坊主で少しびっくりしましたが、二乃は、その写真の男の子を「え? 誰このイケメン。今度紹介しなさいよ!」と言います。どうやら風太郎本人とは気づいてないようですね笑。風太郎は適当にごまかしましたが、これは安易に風太郎がタイプと言ってしまってるようなものですね、これはいけませんよーこれこそ裁判ものですよ、二乃さん。

三玖

花嫁対決一歩リード中の三玖。2巻でも他の姉妹より風太郎を意識しているシーンが多くてニヤニヤしてしまいました。←
二乃を押し倒してしまったところでも風太郎を庇いつつ、「個人的感情で庇うな」と言われて照れてしまっている三玖。「野獣のように突然覆いかぶさってきた」と言う二乃の言葉に口をぷーして「切腹」という姿もう完全に恋する乙女じゃないですか笑。他の女の裸に欲情するなんてー(*`・ω・'*)ってことでしょうこれ^^;。
花火の回でも悩める乙女シーン全開。風太郎に褒められたくて髪型を変えたり
そして何より重要だった一コマ。線香花火を一花と三玖で一緒につかみ、一花が三玖に譲るシーンが。。。これは線香花火=風太郎ってことですかね。好きって言っちゃってますよこの娘。最終的には、一花と三玖が風太郎を巡って争うことになったら一花は三玖に風太郎を譲るという暗喩表現にも取れます。

四葉

この巻では四つ葉は例のごとく助っ人であっちこっちに行っている描写が目立ちました。
人からの頼まれごとは断れない四葉。とうとう試合の助っ人だけでなくバスケ部の人に部活に入らないかと誘われてしまいます。しかし、「才能がない私を応援してくれる人がいるんです」と言って断るシーンがありました。これは「(勉強の)才能がない私を応援してくれる人(風太郎)がいるんです」ってことでしょうか。

五月

風太郎と5つ子のパイプのような役目を果たしている五月。家庭教師としてのお給料を渡しに行くとき、風太郎の存在が五つ子にいい影響を与えていると伝えるところがあるのですが、この子ポイント稼ぎに来てるな..?笑
さらに妹のらいはに誘われて一緒に遊ぶことになる五月と風太郎。素直になれない性格の五月にとって、素直ならいはちゃんは、風太郎との結びつきをもたらしてくれる存在ですね。今後、彼女が花嫁対決の前線を行くポイントはらいはちゃんにかかってる気がします。
というわけで全体的に目立つようなことはないですが、着実に花嫁候補の歩みを重ねていっている印象です。風太郎の家族と会って事情を知ってるのも五月だけですからね。外堀から埋めていくタイプでしょうか

2巻の感想まとめ

各姉妹が各々の動きを見せる中、思わぬ形で別の展開が..。風太郎が持っていた写真に写っていた女の子。そしてその描写と同じページに、5人姉妹の幼少期の写真。なんと、風太郎と一緒に写っている女の子と、その5人姉妹の顔がうり二つ! どうやら風太郎は小さい頃に、五つ子の誰かと会っていたようです。風太郎もその子のことが気になっているのか「また会えるかな」なんて言ってるもんですから、さあ大変です。その子が花嫁になるということなのでしょうか。
5人とも同じ顔なので誰かまではわかりませんでしたが、はてさて...今後の展開がますます楽しみになってきました^^b