『ぼくたちは勉強ができない』通称『ぼく勉』。
週刊少年ジャンプのラブコメとして、TVアニメを2期まで放映した人気作の原作。
ついに、主人公・唯我成幸が選ぶ女の子が決定しました!
選ばれたのは武元うるか。
うるか好きの私にとっては嬉しかったですが、これは読者によっていろんな心境がありそうですね笑。
今日はそんな選ばれたうるかちゃんについてお話しします。
一番最初に成幸を好きになった女の子
うるかは、中1から成幸と同級生でした。
後述する妹を救ってくれたことに対するお礼の一環として、うるかは成幸に宿題を写させてもらうことになります。
中1〜中2までは、ノートを写させてくれる"良いヤツ"でしかなかったのです。
それが変わったのは中2での出来事。
これまで同様、宿題を写させてもらおうと成幸のところに向かったうるかは、そこで成幸の優しさを目撃します。
うるかにノートを写させる理由を問われた成幸は
「あいつが遊びも勉強も色んなもん犠牲にして水泳頑張ってるって知ってるから」
これを聞いたうるかは、自身の苦労と努力を認めてくれてる成幸のことが気になり始めました。
ノートを写させてくれる"良いヤツ"から、"一人の好きな男の子"に変わったのです。
『ぼく勉』のメインストーリーは高校時の話。
しかし、高校に入ってからも、うるかの成幸への想いは変わらず、一途。
この時点で、うるかエンドである、あってほしいと私は思っていました。
成幸もうるかに救われていた
高校では勉強ができる優等生の成幸も、元々勉強ができたわけではなかったのがポイントです。
成幸の父親は、彼が中一のときに亡くなり、家庭はシングルマザーで当然家計が苦しくなりました。
家族を養うだけのパワーが自分にあれば、という願いのもと、成幸は勉強に打ち込み頑張ってきました。
妹・水希が父親のことで意地悪を言われ、学校を嫌いになってしまっていました。
そんな妹の姿を見てさらに頑張らなければと思っていた成幸。
心が荒んでしまっていたのです。
しかし、そんな心が荒んでいた時期に、心の支えになってくれたのがうるかでした。
うるかの明るさと、自身の夢のために直向きに努力する姿勢に感化された成幸は、
「自分ももっと頑張ろう」と、日々を過ごしていました。
それだけ彼にとっても、武元うるかの存在は大きいものでした。
その後、うるかに告白された成幸は父親の墓前で
「自分はうるかのためにどうすればいいか」
と悩みを打ち明けます。
このとき、成幸は初めてうるかのことが好きだったことを認めることになります。
TVアニメの伏線
TVアニメ2期の終わり方でも、うるかエンドの伏線がしっかりありました。
「学祭の後夜祭の一発目で上がった花火のときに手を繋いでいた男女は必ず結ばれる」という伝説。
よくあるネタですが、このときに成幸と手を繋いでいたのは、うるかでした。
原作でまだエンディングが見えない中、
アニメでこの先の終わり方を予感させることに対して賛否がありました。
私の意見としては、これも一つの魅せ方なので、良いのではないかと思ってます。
原作者の筒井先生が、アニメの終わりに含みを持たせる言及をしていたので、
原作者の意思もあってのこの終わりであったことは想像できましたし。
ぼく勉アニメ、最終話ご視聴ありがとうございました。
— 筒井 大志 (@Taishi_Tsutsui) 2019年12月28日
本当にたくさんの方々の協力のもと、こんな素敵なアニメに作り上げていただき、心から感謝しています。
アニメのラストと原作の今後の展開の関連性については…ノーコメントで(笑)
引き続き原作の方も楽しんでいただけたら幸いです。
感謝!! pic.twitter.com/1BSV2YDQxE
最後に
『ぼく勉』は、うるかの他にも魅力的なヒロインがたくさんいます。
その子たちの"IFルート"もあればいいなと思ってますが、それはまた機会があればお話しできればと思います。
そして『ぼく勉』には、もう一つ重要なテーマがあります。
「できない者の気持ちが、わかってやれる人間になる」
成幸自身が父の教えのもと、このポリシーを最後まで貫いた成幸なりの答えが、
「うるかの邪魔をするかもしれないけど、自分の好きだという気持ちを告白する」
だったと考えると、私は良い終わり方だったと思います。
(まだ終わってませんがw)
ではノシ