アニメ2期も決まって話題沸騰中の『五等分の花嫁』、最新刊の9巻まで+週刊少年マガジンの最新話まで読み終えたので、その感想と今後の考察について述べていきます。
これまでの流れ
主人公の上杉風太郎は、家族の借金返済を目的に、お金持ちの家に住む五つ子の家庭教師となって、様々な苦難や出会いを紡ぐ本作。
これまでの流れについては、過去のブログにまとめてありますので、そちらをご参照ください。
五つ子の動き
一花
四葉に言われた「一花がしたいことをすればいいんだよ」という言葉を受けた一花は、これまで自分が色んなことに対して我慢してきた鬱憤を晴らすかのように、自由に振る舞うことを考えます。しかし、それはあまりよくない方向に..。
三玖に扮して「一花が風太郎のこと好きだから私は応援するね」って言ったときは、正直鳥肌立ちましたねw
注)↑三玖ではなく一花ですw
いや、好きですよ!
こういう腹黒い一面は人間らしく非常にいいリアリティがあります。
賛否両論ありますが、私は大好物です。ねぎ先生Good Job!!
とはいえ、嘘は最後にはバレるもの。五つ子だけでなく、風太郎にまで嘘をついていたことが知られ、一花自身やりすぎだったことを反省し、謝ります。
なんとか仲直りはできたようですが、一花はこれで花嫁戦線からは離脱してしまったかなーという印象。
二乃
風太郎を「フー君」と呼び、一番の好意を前面に押し出す二乃は変わらず。
しかし、逆に言えば変わってないというのは問題なわけですね。話が進まないわけです。どれだけアプローチをかけても中々振り向かない風太郎。
とはいえ、風太郎自身恋愛をするといった経験が無いため、困惑している感が強く、さらに自分に好意を抱いているのが二乃だけではないのが、さらにどうしていいかって感じです。
風太郎を一番悩ませてきているのは間違いなく二乃なので、そういった意味ではまだ二乃には可能性がある気はします。
このシーンとか大好きです。こんな美女に投げキッスされたらそりゃ意識もしたくなりますよね←
三玖
二乃の積極性に負けじとする三玖。三玖は料理ができる女子になるための女子力UPのために、風太郎(と二乃)が働く店の向かいのパン屋で、パン作りの修行中♪
風太郎が「料理がうまい女子が好き」という風太郎のためにずっと頑張っているわけです。三玖は本当にどこまでも一途で好きです。
しかし、一花の「したいこと」としてやったことにショックを受けることになります。どこまでも不憫な子ですね..。
最終的には、一花を許す三玖様。なんて寛大なお心をお持ちなんだ..〆たセリフが「恋ってこんなにも辛いんだね..」ですよ。登場した当初はただの大人しい歴女だった彼女が、女性として一番成長しているように感じます。
四葉
クラスが一緒になり、風太郎と学級委員長をすることになった四葉。
予想通り、黄色い噂が同級生の間で流れ始めます。
四葉については、後述しますが、相変わらず応援する立場を貫く様子。三玖が風太郎のために作ったパンの味見に協力したり、京都への修学旅行で一緒の班になるように取り図ろうとしたり..。
しかし、そんな中で衝撃の展開が。
なんと、5年前に会った京都の少女が、四葉だったことが最新話で判明しました。(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー!! (`・д´・ ;)
五月
これまでは家庭教師としての風太郎を支えるようなポジションにいた五月は、少しずつ風太郎と姉妹たちの取り巻く内情・恋愛事情にも気づいていきます。
ただ、それに対して何かアクションを取るというよりは傍観・驚愕といった動きが目立つところ。
そんな中で、五月の大きなアクションが一つ。
5年前の少女の成長した姿の「零奈」として風太郎の前に現れたのは五月自身であることが9巻で判明します。
さらに最新話では、四葉が5年前の少女であることも四葉自身から知らされていたことが判明します。お前はいったいどこまで知ってるんだ!?
少し、前にさかのぼってみると、姉妹で温泉に入ってるときに、二乃に「あんたは隠し事してないでしょうね」と問われ、「隠したいから隠し事なんですよ」と返していたのを思い出しました。
このとき彼女は何を頭に思い描いたのでしょうか。私の意見では「5年前の少女=四葉」という事実も、このとき既に知っていてそれを考えたのではないかと思います。
正直、五月は花嫁戦線に参戦していないので、どうなるのかと思いましたが..。
この様子だと、今はまだ秘密を知って戸惑っているだけなので、ここからその秘密を知ったうえで、五月自身が考えて動くはず。そこが物語の重要なカギになってくる気がします。
花嫁の正体について
最新話で四葉が5年前の少女だったことが判明し、物語もいよいよ佳境に入ってきている気がします。
花嫁=5年前の少女というわけではないので、これに関してはまだ断定できませんが、私は四葉が花嫁になるのではないかと思います。
理由としては、
一番の問題は、風太郎が四葉のことをどう思っているのか。
それについてですが、過去の話を振り返ってみると、風太郎は四葉といるときに一番楽しんでいるんですよね。例えば、
- 林間学校で一緒に肝試しをした
- 林間学校でスキーなどを教えてくれた
このあたりは、話の流れの一部として流してしまえばそれまでですが、ここで一つ重要なファクターがあり、風太郎自身が妹のらいはへの土産話として書き出していたメモに、これらの四葉にしてもらったことを書いていることです。(むしろそれ以外のことを書いていないw
これは無意識のうちに、風太郎が四葉との時間を楽しい思い出と認識しているってことです。
さらに、林間学校が終わった後、四葉への感謝としてプレゼントを企画する話で、二人はデートをしています。
ここでのオチは、最終的に四葉の「欲しいもの」は「風太郎の笑顔」ですよ。こんなの嫁以外にありえませんよ。
とはいえ、懸念点もあります。それは、
- 応援する立場を崩していないこと
四葉は登場してから、これまでずっと花嫁戦線に立つような行動をしてきていません。それどころか、応援する立場を取っているんですよね。
三玖が風太郎を好きなことをさりげなく伝えているわけです。
そんな中で、学級委員長として風太郎と一緒に活動してる姿を変に勘繰る同級生に「そういう関係じゃない」とばっさり切っています。
ここの真意はわかりませんが、ここは大きな懸念点です。
最後まで応援する立場を取るつもりならば、例え5年前の少女であっても、花嫁となることは難しいでしょう。
今後の展開はどうなるか
すべては四葉と五月次第といったところでしょうか。
5年前の少女が風太郎にとって大きい存在であることは作中で触れられていますし、それがそのまま今の話に繋げてくるのか、はたまた完全にリセットされるのかは難しいですね。
しかし、ここで風太郎の言った言葉を思い出してください。以下のシーン。
そう。『五等分の花嫁』という作品は、風太郎が「借金返済」のために家庭教師をする話から、「五つ子全員の夢を見つけること」にシフトしているのです。
ここで、五つ子の夢について、現状まとめると、
これを見ると、四葉以外は全員、夢らしい夢を見つけては動いているのがわかります。見つけてないのは四葉だけ..。そして風太郎の夢は..?
察しのいい人ならわかったと思いますが、今後、風太郎が四葉の「夢を見つける」話があるはずです。そして勿論見つけるだけではなく、「夢を叶える」までするはず。
そうなれば、風太郎は、彼女らの夢を叶えるために動くでしょう。その結果、花嫁候補となるのは「二乃・三玖・四葉」の誰かに絞られるのではないかと私は考えます。
この3人から風太郎が誰を選ぶかは難しいですが、私は四葉を推したいと思います。
四葉には以下の伏線があります。
- 風太郎と5年前に出会った少女であること
- 五つ子皆の手本となるように5倍頑張ると言っていたこと
- 風太郎が林間学校で一番楽しい思い出をくれた存在として刻んでいること
- 今、欲しいものは「風太郎の笑顔」であること
- 今後、風太郎が誰を好きになっても「応援する」と言っていたこと
見てもらえばわかると思いますが、風太郎と四葉は既にカップルとしても違和感ないほどの伏線がいくつも散りばめられているのです。
それでいて、四葉自身は風太郎に大きな告白じみたアプローチは無しと..。(膝枕してからの「好き」はありましたが、あれはさすがにノーカンでしょうw)
恐らく今後、大きな四葉回が控えているのは間違いないですが、それがもしかしたら「結婚」なのかもしれません。
最後に、最新話を見たい人は是非週刊少年マガジンを手に取って読んでみてください。そこには衝撃の展開が待ち受けています。
ちなみに私は、『U-NEXT』という動画配信サービスを利用していますが、動画だけじゃなく週刊誌などの雑誌も読めるので、ここで読んでます。
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