皆さんは『ヒットマン』というマンガをご存知でしょうか。
週刊少年マガジンで連載中の瀬尾公治先生によるラブコメマンガです。
その魅力について話していきます。
ストーリー
講談社の週刊少年マガジン編集部の新入社員が、担当作家たちと共に成長する姿を描くラブコメです。
部署の先輩たちの厳しい言葉や態度に苦悩しながらも、奮闘する姿に感動。
また、ただのラブコメではなく、非常に熱いストーリーもあり、どんどん読み進めたくなる作品です。
主人公×ヒロインの掛け合いも魅力的です。
編集者と作家という位置関係にありながら、お互いに強い意志を持ち、そしてお互いにリスペクトを欠かさないで向き合っていく姿は、その垣根を超え、まさに夫婦そのもの。
そんな魅力的な本作の登場人物について説明します。
登場人物
- 剣崎龍之介
『週刊少年マガジン編集部」の新入社員として入社した、主人公。
「週刊少年マガジンを一番にする」という野望を持っており、それほどマガジンのことが好きな少年です。
新人として初の担当作家となったヒロインの小鳥遊翼(後述)を「日本一のマンガ家」にすると言って、真剣に向き合う姿はかっこいいの一言。私も龍之介を見習わないとなーと見ていて反省させられます笑。
彼女のことを馬鹿にする言動や行為を見過ごせないで、先輩たちと喧嘩になることもしばしば。それでも社会人としての未熟さや自分ではどうすることもできない点に悔し涙を浮かべることも。
一方で、担当になる作家は女性ばかりと、ここはラブコメならではのお約束でしょうか笑。
ヒロイン皆可愛いのでうらやまけしからん..!という感じです←
新人らしい「若さ」「熱さ」「青臭さ」が全面に出ていて、ここも現代社会でもがく若者像をかっこよく描こうとしているのが見て取れます。 - 小鳥遊翼
新人作家であり、本作のメインヒロイン。
負けん気が強く、マンガの描くスピードも速いです。
自身の考えを持ちながら、担当編集の剣崎の意見も聞き入れる柔軟さを持っていて、この子は今後作家としてもっと伸びていくのでは?と思わせてくれます。
マンガを描き始めたきっかけは母親。
嫌いになったきっかけは週刊少年マガジンのトップ漫画家として君臨する父親。
母親が亡くなっても父親は訪れることなく、仕事に没頭することに納得がいかなかった当時の翼は、描くことが好きであると同時に、マンガしか見ない父親を許せないのか父親を超えるためにマンガを描いているようです。
ここの父娘間の確執が、今後の重要なポイントとなってきそうです。
新人作家の小鳥遊翼は、自身の想いに応えようと必死になってくれる主人公の剣崎に少しずつ惹かれていくのですが、他の女の子と接してるとヤキモチを焼いたり、かといって真っ向から勝負を挑む負けん気を持っていたり、さらに酔うと少し大胆になったりと、とにかくかわいいんです(真顔) - 島風奈佳
高校生で大型新人作家としてデビューしたサブヒロイン。
広島出身で広島弁がなまじかわいい(真顔)
マンガに人生のすべてをささげる覚悟で、高校を中退して担当編集となった剣崎の隣に越してくるぶっとび少女でもあります。
天才でありながら、温室育ちの彼女は、インターネットで自身の作品への否定的な意見を目の当たりにして、泣きながら引退を決めてしまうほどの豆腐メンタルでもあります。
強いと思っていた女の子が弱い一面を見せるのはギャップ萌えですが、この子は極端というか、情緒不安定というか、少し不安になります笑。
この子も話の合う剣崎のことが好きで、翼をライバル視しています。
ことあるごとに「これじゃサブヒロインじゃー」と一人突っ込みしてるシーンすごい好きです(^ω^)b - 天谷栞
週刊少年マガジンの中堅作家であり、剣崎の指導社員である副編集長の「夏目昌」のことが好きなサブヒロイン(?)
とはいえ、年齢が35才ということでさすがにヒロインという年齢ではないような気が..ry
自身の意見を夏目編集にずたずたに批判されながらもそれに応えるようにさらに上の面白さを追求した結果、今の作家としての「天谷栞」ができたと豪語しており、それだけ夏目編集のことが好きで信頼を寄せているのがわかります。
しかし、途中から編集担当が夏目から剣崎に代わってしまいます。心境複雑ながらもさすがは大人の女性。すぐに気持ちを切り替え、その後すぐに連載アンケートで1位を取る快挙。剣崎との今後の絡みに期待したいですね。
彼女の言葉で一番好きなのが、
「共有して上達が早い子はみんな考えて絵を描いている」というセリフ。
これって、絵を描くことに限らず、どんなことにもいえますよね。
私も常に考えて動ける人間にならないとと思って日々を過ごしているので、このセリフは刺さりました。ありがとう栞お姉さま←
おすすめの理由
主人公が情に厚く、担当作家となったヒロインを「日本一のマンガ家」にするため、訪れる苦難・災難・難敵と戦う姿。これを見ると、「私も負けないように気持ちを強く持って頑張っていこう!」とさせてくれます。
先輩社員たちの心無い言葉を浴びせられても、主人公は負けじと頑張る..。私も日常で先輩社員から心無い言葉を受けたりすることがあるので、そういったところも重なる部分を感じたり。「頑張れっ!」と心で叫んでしまうほどです。
また、編集と作家の話なので、泥臭い展開になりそうなストーリーを、作家を女の子とすることで、華やかなイメージを持たせる演出力も見事。
編集で、作家が女性ばかりというのはリアルでは考えられないwのですが、それでも夢がある世界だからこそ、夢ある描写が許されます。
どうせなら1巻増えるたびに、担当作家という名のヒロインを1人増やしていきましょう(提案)
あと、毎巻、最後の話におまけとして載っているちょっとHなシーンがある登場人物のマンガ創作裏話的なのも好きです。ストーリーの本質とは異なるものの、こういった裏話・裏設定は大好きなので、もっと増やしてほしいぐらいです笑。
「最近熱いマンガ探してるんだけどないかなー」や「ラブコメ見たいけど、ただイチャイチャするだけのはちょっと..」という人におすすめしたいマンガです。ぜひ読んでみてください。