『戦隊大失格』11話感想です。
11話では「桜間日々輝が4歳のときの過去」が明らかになりました。
父・母・姉の4人家族だった桜間一家は、「正義」を心がけていた家族で、親からは
「常に清く正しくあってほしい」
という想いを持って育てられたことが判明。
弟の日々輝は、父の言葉を素直に受け止める一方で、
姉の世々良は、結構ドライな印象。
「父の言うことは正しい」
と信じる日々輝の姿は、いい意味でも悪い意味でも危ない感じで、
「ちびにはわからないだろうね」
や
「自分で考えなさい」
といった姉の弟に対する言葉一つ一つが妙に刺さります😲
そんな中「怪人たちが現れて、ドラゴンキーパーが市民を救う!」
といったメディアによる印象操作が、当時4歳の日々輝少年の心を動かします。
日々輝少年は
「市民を救う=正義」
という構図を目の当たりにして、ドラゴンキーパーに憧れを持つようになりますが、
日々輝の父は、
「人類や生物は本来皆平等な存在であり、ドラゴンキーパーは生き物の価値を勝手に決める野蛮な存在である」
といった考えを持っていました。
そのため、父の言っていることを正しいと思う日々輝少年にとっては、
「ドラゴンキーパーへの憧れは間違っている」として、
自分自身で考えず、親の言うこと為すことを肯定して生きていたことも判明。
「父と母の言うことを守っていれば大丈夫」
そんな考えを持っている中で、日々輝少年は衝撃の事件に巻き込まれます。
「神」と名乗る何者かによって、
「神」の信者だった父と母が命を奪われ、
その場にいた姉までも重症(恐らく死亡...)を負わされてしまったのです。
突然の神!w
これまで日々輝が信じていた父と母が信じていた「神」という存在に裏切られ、
父と母・姉を失った日々輝は、ここでようやく姉の言っていた
「自分で考えなさい」
と言う言葉の重要性がわかったのか、
「自身にとっての正義」を探すことを決意して行動するようになった、
といった過去が話されました。
いやぁ今回の11話は結構内容がシビアで深いかもしれないw
小さい子にとっては何が正しいかなんてわからないから、
基本的に親の言うことが正しいと思うのは間違ってないですからね。
で、『戦隊大失格』の本編に戻ると、桜間はそんな過去を話したうえで、
「今は大戦隊の一員だが、今の大戦隊の在り方は間違っていると思うから、"自分の意志で正しいと考えた"怪人の戦闘員くんに協力する」
といったスタンスだったこともわかりました。
めちゃめちゃ真っ直ぐな奴だな。
今回の話で桜間というキャラクターに対する好感度が上がりました🤔
逆に言うと、怪人くんが間違ったことをするようであれば協力はしない、
ってことですからね。
ずぶずぶな関係にはならなそうで清々しい限りです。
『戦隊大失格』という作品についてですが、話が進むにつれて、
「現実でも同じようにリンクできるような風刺や皮肉といったもの」
を描いている印象が強く、かなり面白くなってきたかもしれないです。
仕事や人間関係でもいえます。
他人を頼ることはしていいけど、
最後は自分を信じること、自分が正しいと思うことをするべし。
ってのが一番いいんじゃない?ってことですね。
ねぎ先生、また来週も期待してます!
では~👋