『やはり俺の青春ラブコメは間違っている』通称『俺ガイル』。
その原作のラノベが2019/11/19(火)で完結しました。(全14巻)
俺ガイルとは
捻くれた性格の主人公とヒロインが「奉仕部」という部活動を通して、色んな人と出会ったり活動をしながら、成長していく青春ラブコメ。
「このライトノベルがすごい!」で、2014~2016年と3年連続で作品部門1位を獲得する快挙を成し遂げています。
自分のことを卑下するきらいがある主人公・比企谷八幡の、癖の強いニヒルな語りが特徴であり、アニメも2期まで放送している人気作です。
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ちなみに完結編としてアニメ3期の制作も決まっています。
俺ガイルという作品の総括
タイトルに「青春ラブコメ」とあるだけあって、中身は結構青春ラブコメしてます。
それもピュアで素朴な青春ラブコメ。
派手な演出なども少なく、等身大のいかにもありそうな青春が詰まっている。
それこそが本作の魅力だと私は思います。
それを、最初から最後まで貫き通してくれた渡航先生には
「お疲れさまでした!」と素直にお礼を言いたいです。
エンディングについて
本作には主に2人のメインヒロインが登場しました。
一人は雪ノ下雪乃。
眉目秀麗、学業優秀、しかしそのクールさは時に扱いづらい性格として見られ、周囲から孤立していた女の子。
主人公と共に「奉仕部」という部活動を始めることになり、そこから少しずつ彼女も変わり始めます。
もう一人は由比ヶ浜結衣。
「やっはろー」が口癖で明るい性格の彼女は、友達も多く、
主人公・比企谷八幡を「陰」と表現するなら、彼女は正真正銘の「陽」といえるキャラ。
しかし、ひょんなことから知り合いになり、気付けば奉仕部の比企谷八幡と雪ノ下雪乃と一緒にいることが好きになっていました。
普通なら関わることもなかった、主人公とメインヒロイン2人。
そんな3人の歪でかつ繊細な心理描写が好きでした。
そして、最後に主人公・比企谷八幡が選んだ一人の女の子は、納得いくものでした。
結論だけ言ってしまえば、選ばれたのは、雪ノ下雪乃。
正直そうだろうなとは予想してました。
なぜって?
それは比企谷八幡と由比ヶ浜結衣が結ばれるより、比企谷八幡と雪ノ下雪乃が結ばれるほうがしっくりくるんです。
あまりうまい表現ができなくて恐縮ですが、読めばなんとなくわかると思います。
由比ヶ浜結衣も選ばれなかったことは受け入れた上で、2人の居場所に
「私もいてもいいかな?」と言うシーン。
グッときました。
それだけのことを言える関係性を作れたことが、「奉仕部」という活動を通してできた、3人にとってとても貴重なものだったのではないかと今となっては思います。
そう、ただのラブコメで終わりではなく、人と人の関係性における良き物語としての完結をこの目で見れた気がします。
なので、この終わり方は非常に納得できる良い終わり方だったと、私は思いました。
渡航先生、お疲れ様でした<(_ _)>
p.s. そんなことより戸塚君可愛いよね(∩´∀`)∩ 後日談楽しみにしてます←
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (14) (ガガガ文庫 わ 3-24)
- 作者: 渡航,ぽんかん8
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