健全な魂を育み損ねた非健全なオタクブログ

健全な魂は健全な肉体から生まれます。それをモットーに日々を生きようと頑張るオタクが綴る趣味ブログ。

『荒ぶる季節の乙女どもよ。』1巻感想、性(せい)とは人の性(さが)である

2019年7月からアニメ放送もある『荒ぶる季節の乙女どもよ。』1巻を読んだので、感想を述べます。

夏アニメの中でも私が注目してる作品の一つですが、やはり素晴らしかったです。

www.sayamy.work

文学部に所属する女子高生5人が「性」について考え、成長していくことをテーマにした本作。

 

岡田麿里先生が、メインとなる5人のキャラクターに異なる性格、異なる価値観を持ちたせながら、共通して「性」について考えさせることで、人として成長させていく姿を描こうとしてるのがひしひしと伝わってきます。

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©荒ぶる季節の乙女どもよ。 岡田麿里

初めて「性」を意識して拒否反応を起こしたり、逆に意識を始めてしまうと途端に頭から離れなくなって困惑したり。。。

そんな描写がひたすら描かれているのですが、どれもリアリティを感じさせるものばかりで見ているこっちもドキドキしてしまいます。

そして、それに顔を赤らめたり、恥ずかしくなって逃げだしたりする反応が可愛い。

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©荒ぶる季節の乙女どもよ。 岡田麿里

好きな人のことをそういった目で見てしまいそうになりつつも、そんなこと考えちゃダメと悩む姿はまさに青春してるなーと。

 

そして、だからこそ本作のキャラクターたちには人としての温かみを感じてしまい、同時に愛おしさのようなものがこみ上げてきます

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©荒ぶる季節の乙女どもよ。 岡田麿里

ここまで、真剣に「性」について悩む女子高生をリアルに描ける岡田麿里先生には脱帽の一言です。流石としか言いようがない。

 

そんな本作『荒ぶる季節の乙女どもよ。』は、性だけでなく人との付き合いとかも含めて一度考えさせられるいい作品だと思います。

気になってる人は是非読んでみてください!!

私も早く続きを読もうと思います(*´꒳`*)