健全な魂を育み損ねた非健全なオタクブログ

健全な魂は健全な肉体から生まれます。それをモットーに日々を生きようと頑張るオタクが綴る趣味ブログ。

『響けユーフォニアム』3期制作決定について、本作の魅力について

まず言わせてください。

『響けユーフォニアム』3期決定おめでとうございます!

1期、2期、劇場版と通しで見てきた大好きな作品です。
吹奏楽に縁が無かった私でもハマった本作の魅力について話します。

ストーリー

『響けユーフォニアム』(以下、ユーフォ)は京都の宇治を舞台に、吹奏楽部に所属する高校生たちが繰り広げる青春ストーリー。

部活始動のタイミングで部内の目標で「全国大会出場」を掲げます。
その目標を達成するために、皆がそれぞれで頑張る姿を見せてくれます。

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©響けユーフォニアム

登場人物

黄前久美子

担当はユーフォニアム
元々、吹奏楽もやる気が無かったが、葉月や緑輝と出会って、吹奏楽をやることに。
自身の姉から教わったユーフォニアム
中学時代、「ダメ金」で終わり、全国に行けなかったことに対して悔し涙を浮かべていた麗奈に対して「ほんとに行けると思ってたの?」と言ってしまい、高校入っても引きずっていました。
しかし、気づけば麗奈とは大親友にまで発展。そんな麗奈の影響を受けて、少しずつ吹奏楽に対して真剣に取り組むようになります。 
元々、流されやすい久美子は、自分の考えを押し付けることはあまり好まない、人の意見やその場の空気を読むことが往々にしてあるいわゆるどっちつかずの中立タイプ。ここは同じくユーフォニアムの先輩である田中あすかと同じですね。
でもだからこそ、どちらにも転べる強みというものがあり、麗奈と出会ったことがいい方向に向かったように見えます。諸々あって、3期では部長にまで躍進しました! 頑張れ部長。

加藤葉月

担当はチューバ
トランペットと間違えてチューバのマウスピースを買ったために、部長の明日香に唆されチューバ担当に笑。
元々テニス部で、これまで吹奏楽の経験が全く無いため、完全初心者として頑張ります。とはいえ、肺活量は十分のため、チューバの適正は十分。あとは練習あるのみですね。まだ全国大会出場のオーディションに出場する機会に恵まれてないですが、3期では絶対に出てくれると思います。頑張ってほしいです。

川島緑輝

担当はコントラバス
吹奏楽の名門でコントラバスをずっとやってきたことから、そのまま低音パートのコントラバスを担当。
本作では、初心者の葉月と一緒にいることも多く、楽器や吹奏楽の解説をこなします。
実力も十分で、新しくできた後輩からも慕われます。サファイアちゃんは4人の中で可もなく不可もなくとにかく見ていて安定していますね。
入学当時の下手な吹奏楽を聞いてもめげなかったり、楽器に名前を付けたり、とにかく吹奏楽が大好きな純粋な子です。

高坂麗奈

担当はトランペット
久美子と同じ中学で、部活も教室も通っているほどに吹奏楽に対してストイックな彼女。中学時代、ダメ金で終わり、悔し涙を流す彼女は一人だけ浮いているような感じでしたが、1期、2期、劇場版と主要メンバの学年が上がるにつれて、皆が吹奏楽に対して真剣に取り組むようになったからか、麗奈と同じように全国に行けないことに悔しがるようになります。
その一方で、実は滝先生が好きな乙女な一面も見せたり。あ、あとメイン4人の中でスタイルは一番いいです笑。
オーディションでも例え上級生がいようとお構いなしで全力で自身の持ちうるすべてを発揮するので、1期では上級生を差し置いてという声も上がって衝突することも。ここは後述する新入生の久石奏とは正反対。

おすすめの理由

目標に向けて頑張ることの難しさ

目標を「全国大会出場」にしたからには、それだけの努力をしないといけません。
そんな当たり前だけど実践が難しい題目に「吹奏楽」を通して、視聴者に伝えてきます。
1期では顧問の滝先生が学生である久美子たちに自身で決断させ、その決断を尊重し、厳しい指導をする姿はまさに「スポコン」。
しかし、これは大人として正しい行動であり、当たり前のこと。でもできない..ここが非常に現実世界でも当てはまることばかりで考えさせられます。
とはいえ、「合奏できるクオリティになったら呼んでくれ」「合奏できるレベルに達してない」といった辛辣な言葉は、学生たちにはよく思われないため、衝突も起きてしまう。本当に難しいですね..。

チームでやることの難しさ

例えば、『劇場版 誓いのフィナーレ』では、1期・2期の高校3年生組(小笠原 晴香・田中 あすか・中世古 香織)が卒業した後の話。
新入生が入って、久美子は後輩の指導係に。新しく入った後輩が皆癖が強くててんてこ舞い。
新入生の一人である久石奏は「頑張る」ということに意味を見出せないようで、全国大会出場に真剣に向き合う人と衝突してしまいます。実力はあるのにどうして頑張らないのかと。
ただ、それは彼女の過去に、同様のことがあり、頑張っても報われない。報われないなら、自分にとって楽な方向にいったほうがいいと。
大会に向けたオーディションでも、先輩より上手く吹いて先輩を差し置いて出てしまうことを避けるために、あえて下手に吹いたり。
それに対して久美子は先輩として奏を傷つけないように気を使いながら「わかる」けど「頑張ろう」と。
「頑張っても報われない」というのは、現実生活でもある当たり前の悩みです。「私が久美子と同じ立場に立ったら後輩になんて答えるだろう..」って考えます。

正解が無いことの難しさ

これまで述べたようなことは全て「正解」が無く、永遠に議題として挙がる問題ばかりです。 だからこそ、この作品を見るたびに、現実にある自分自身の悩みや葛藤・努力したことを思い出しては、「果たしてあれはどうだったか?」と考える機会をくれます。
これほど考えさせられるアニメも中々無い気がします。まぁ考えすぎても疲れるだけなのでアレですが笑。
このアニメを見た後は、「私も明日頑張ろう」と思います。やる気スイッチが欲しいと感じている人はこの作品を見るとスイッチ切り替わります!

今ならU-NEXTで無料で1期・2期・劇場版見れるので、おすすめです。