『ガールズ&パンツァー』通称『ガルパン』。
アクタスにより、2012年にオリジナルアニメとして放映された戦車×女子高生という異色の組み合わせをして話題となったアニメ。
戦車アニメなんていうからどれだけ泥臭い作品かと思ったら、登場人物はほぼ女の子のため、見ていてもまったく疲れません。戦車にそこまで興味がない人でも入りやすいので、おすすめです。（逆に癒されるまでありますw ）
これまで戦車に興味がなかった私も、このアニメから少しずつ戦車に興味を持ち始めました。
では、この作品の魅力を見ていきましょう。
ストーリー概要
戦車と戦車が模擬戦をする「戦車道」が大和撫子の嗜みとなっている世界で、廃校の危機を脱するため、女子高生たちが実績が無いながらも「戦車道」で全国大会優勝を勝ち取り、廃校を阻止しようとするアニメです。 主要となる登場人物は全員女子高生であり、全員が戦車道を専攻。
登場高校と文化のモチーフとなった
大洗女子学園（茨城）
本編の主人公といえる女子校。廃校の危機に迫られている状況で、戦車道の家系として有名な「西住流」の家系にいる西住みほが転校してきたことをきっかけに、生徒会メンバが「戦車道で全国大会優勝高校！」という肩書を手に入れて、人気を取り戻そうというのがストーリーの最初の展開。
西住みほが転校してくるまでは、誰も戦車道の経験が無いという絶望感があるものの、西住みほの優しい人柄に惹かれ、少しずつ一緒に戦う仲間が増えていきます。
そして、彼女の的確な指示と彼女を信じてそれに応えるメンバの戦いは、どんなに格上の相手であろうとも、接戦を繰り返し、そして下克上を果たしていきます。ムネアツです。
黒森峰女学園（ドイツ）
「西住流」が浸透している「戦車道」の常連であり、圧倒的な強豪高校。 前回の全国大会で西住みほの失態で、準優勝に留まるも、いつも優勝候補として名を連ねる実力を誇っています。
みほの姉である西住まほが隊長として指揮を執ります。
「戦車こそがすべてだ！」と言わんばかりの高校で、それゆえに厳しく、全国大会優勝は当たり前という風潮があります。そんな環境が嫌で、みほは転校して戦車道から離れることに..。
ここからもいかにこの高校が、戦車道に対してストイックかがうかがえます。
主要戦車はドイツの重戦車であるティーガー。火力、装甲どれも標準以上の高スペック。
プラウダ高校（ロシア）
雪上での戦いを得意とし、戦術においては持久戦が主流の強豪校の一つ。アニメ本編では全国大会で、大洗女子学園を兵糧攻めのような形でギリギリまで追い込みました。
隊長のカチューシャは、背丈は小さいながらも勝気な性格と作戦の即時立案に長けています。しかし、実力が高い故に、自分が優れていると過信する傾向が強く、相手を見下すことが多いです。
そのため、戦車道で無名であった大洗との初対面では、上から目線が半端なく、すごい嫌なキャラでしたが、みほの高い戦術スキルの前に敗北し、改心(?)して今となっては頼れるいい味方になりました。
戦車はT-34やKV-2など。その実力は、前回の全国大会で黒森峰を下すほどです。
聖グロリアーナ女学院（イギリス）
作法と格式を重んじる戦車道の名門高校。常に品行方正を大切にしています。
隊長は紅茶片手に謎の格言を言うダージリン。毎回それに対して、メンバがツッコミを入れるのがお約束であり、この高校はこれがあってこそ笑。
しかし、その実力は相当なもので、戦況を見通す・分析する力に長けているだけでなく、戦車内で紅茶をこぼさず戦い続けることができる笑だけの操縦術、加えてメンバ間の連携能力が高く、「しまった！」というようなうっかり事案がほとんどないところが特徴です。さらに、過信も慢心もほとんど見受けられません。まさに安定しているといっていいでしょう。
常に品行を重んじるので、「うっかり」なんてことは許されないのでしょう。それに裏打ちされたものをしっかり持っているというわけです。
自前の戦車はチャーチル、マチルダ、クルセイダー等。
サンダース大学付属高校（アメリカ）
ファストフード大好きの強豪校の一つ。
高火力こそ正義、と言わんばかりの破壊力を武器に戦う、こちらも強豪校。
隊長のケイは、「フェアプレー精神」を大切にしており、どれだけ自分たちが有利でもフェアな戦いを望み、戦車の数が多ければ相手に合わせるほど。
味方がアンフェアなことをしたら、どれだけ自分たちに有利になっても怒るのがケイです。まっすぐでとても好感の持てる性格をしてます。
裕福な学校で、M4シャーマンやシャーマン・ファイアフライといった高火力の戦車を持つだけでなく、大会でも最新の戦車を導入するだけの資金力があるため、その財力で相手を圧倒します。
アンツィオ高校（イタリア）
ノリと勢いで突っ走るとにかく明るい女子校。
アニメ本編では、ほとんど出番がなかったですが、OVA「これがほんとのアンツィオ戦です」や劇場版「大学選抜チーム戦」で登場、機動力を使った小回りの利く立ち回りで、活躍を見せてくれました。
メンバのキャラがとにかく濃く、試合が終わった後もお祭りわっしょいドンと来いといった様子。
隊長のアンチョビは、底抜けの明るさとメンバの扇動を得意とするカリスマ力を持っており、この高校の自由な校風は、彼女の存在が大きいですね。
ただ、サンダース大学付属高校などと違って、資金力に乏しく、メイン戦車はカルロベローチェ。それでも、機動力を活かしながらしっかり「頭」を使って戦術を組み立てることができるため、戦車が潤沢であれば、強豪として名を連ねてもおかしくないだけの実力はあるのが惜しいところ。
継続高校（フィンランド）
アニメ本編には登場せず、劇場版「大学選抜チーム戦」にて短期入学という形で大洗女子学園に力を貸しました。
隊長のミカは、独特の話し方に加えて、フィンランドの民族楽器であるカンテレを弾く姿が非常に印象深いです。ことあるごとに詩人のようなセリフを残しては、視点が客観的なものであることが多く、味方でありながら解説・実況のような立場にも見えるのが不思議な魅力を感じます。
自前の戦車はBT-42。「天下のクリスティー式」と豪語する高い操縦技術は、履帯無しでなお走行し続ける戦車（しかも高速）という離れ業を見せて対戦相手の大学選抜チームを驚かせました。
このシーンだけでも、少数ながらどれだけメンバの戦車操作能力が高いかがわかります。まさに少数精鋭の猛者揃いって感じです。
知波単学園（千葉）
突撃が大好きな勇敢な魂を持つ高校。
隙あらば突撃をしたがる隊員たちをまとめるのは、黒髪ロングの西隊長。
彼女自身は際立つ特徴はないですが、一般的なリーダーとしての素養があり、突撃突撃！というメンバを「待て待て」と止めることができるだけの冷静さは持っています。
また、撃破されるたびに、同チームへの謝罪を徹底していて、礼儀正しさにおいては一番です。そう言う意味だとすごく日本っぽいですねw
本作の魅力は各高校の隊長たち！？
各高校でも軽く紹介した隊長たちが皆個性的で、登場のたびにわくわくさせてくれます。
まほお姉さまは、無表情ながらみほ大好きなシスコンなんですよね、それを知ってからまほが可愛くて一つ一つの行動を目で追って、「みほのこと考えてんのかな？」なんて思ったり笑。
ダージリンは、毎回出る格言が楽しみでいつもCVの喜多村英梨さんの言葉を耳で追ってます。
ケイは、快活で性格も好きなのでもっと出番を増やしてほしい！
カチューシャは、プラウダ高校の主要メンバがロシア語で話しているときに置いてけぼりのされてるのが嫌で「日本語で話しなさいよ！」とツッコミをいれるのが毎回愛おしいです^^
アンチョビは、とにかく根拠のない底抜けな明るさに元気をもらえます。ありがとうドゥーチェ♪
何より皆可愛いですよね！ ガルパンを見ずしていったい何のアニメを見るの？って話です。ここまで、キャラクタ・ストーリー・そしてリアル戦車の魅力を引き出している作品もないと思います。本当に名作といっていいでしょう。
↓に混ざりたいなー←
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まだ見たことがなかったという人は、2019/6/15に「劇場版最終章第2話」が公開となるので、それまでに見ておきましょう！ 見ればハマると思います^^b
また見たことがあるという人も復習もかねて見返すのもありですね。
※ちなみに私は既に4周は見返してます笑。
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私もつい先日、Tシャツ付き前売り券をアニメイトで買ってきました！ ガルパンファンの人は急ぎましょう！
最後に、、、
「ガルパンはいいぞ」
