一オタクが1つのアニソンについて語るだけの企画「アニソンガタリズ」。
第3弾では『金色のガッシュベル』の「カサブタ」を紹介しました。
『犬夜叉』OP4「Grip!」
第4弾は『犬夜叉』のOP「Grip!」です。
藍色に散らばる七つの星よ
それぞれに今、想いは募り、打ち砕かれて愛を叫んだ
藍色に散らばる七つの星は四魂のかけらによって蘇った"七人隊"。
"七人隊"とは、戦国最強と謳われた傭兵集団の名称であり、奈落の手によって蘇った亡霊集団です。
元々人間だった頃、彼ら一人一人にも想いがありました。
しかし、そのあまりの強さ故に、雇った大名たちは七人隊を恐れます。
そして大名たちは七人隊を討伐・打ち首にしてしまいます。
そう、七人隊たちは裏切られ、彼らの想いは打ち砕かれてしまったのです。
逃げ出す事もできずに、夢にすがりつく
いかさまな日々などには、もう負けない
嘘・偽り・いかさまだらけな日常、そしてそんな日々には負けない。
そんな心の声が聞こえてくるようです。
それは七人隊の怒りの声にも聞こえます。
目覚めようこの瞬間を、やがて僕らを取り巻くであろう
むせかえるようなリアルな日常、大切なものは...何だっ?
四魂のかけらによって目覚めた七人隊。
目覚めた今この瞬間を、必死に生きる。
その後、自身の日常にどんなことが起きようとも...。
あなたにとって、大切なものはなんですか?
むせかえるほど苦しい現実を突きつけられようと、大切なものさえあれば、人は動けます。
毎日の生活の中に、自分自身の大切なものはなんだろう、と自問自答しつつ、
生きることが大切なのだというメッセージを感じますね。
贅沢な世界の中に、見え隠れする永遠の破片(かけら)
贅沢な世界にいると、その世界が当たり前になり、小さな幸せを見逃してしまう。
贅沢な世界を目指すと、その世界へ行くために頑張りすぎて、
僅かな一歩も、些細な成長もしていることに気付かないこともあるでしょう。
見え隠れする永遠の破片(かけら)とは、そんな些細な幸せや成長といった部分を、『犬夜叉』の四魂のかけらと掛けて表現しているように思えます。
さわって、つかんで、僕らの今をきっちり歩いてこう
自分自身で、そんな"永遠の破片(かけら)"を手に入れたら、
しっかりつかんで、離さずにいこう、 地に足付けて、ゆっくりきっちりでいいから、
今という時の歩みを進めようってことですね。
最後に笑うため、僕らの今をきっちり歩いてこう
焦る必要はありません。
人生、最後に笑うことができれば、その人の人生は良かったものだったといえるのではないでしょうか。
人によっては違う考えの人もいるでしょうが、この歌詞で言いたいことは、
最後に笑うために、今歩んでいる道をしっかり歩くことが大事なんだと言いたいのではないかと思います。
最後に
『犬夜叉』の中でも屈指の面白さを誇った"七人隊"シリーズを放送していたときのOP。
振り返ってみると、この歌詞も多くのことを伝えてくれていたようです。
ELTの持田香織さんの歌うポップで明るい曲調と、犬夜叉の雰囲気が絶妙にマッチしていて好きでした😉
次は第5弾...。ではまたお会いしましょう(・∀・)ノシ