『冴えない彼女の育てかた』の劇場版、fineを観てきました。今回はその感想になります。
※ネタバレを含みますので、ご注意ください。
冴えない彼女の育てかたとは
主人公とヒロインたちがサークルを立ち上げ、自分たちで一つの作品を作り上げるという青春ラブコメ。
原作は、丸戸史明先生のラノベ。挿絵・イラスト担当は深崎暮人先生。
私の好きなイラストレーターの1人です。
劇場版の見どころ
メインヒロインである加藤恵と、サークル「blessing software」を抜けた霞ヶ丘詩羽と澤村・スペンサー・英梨々を中心とした物語。
劇場版のストーリーを時系列で箇条書きにまとめてみました。
- ギャルゲーの主人公とメインヒロインになりきり、倫也と恵がイチャイチャする
- トラブルで、企業側の案件でゲーム制作中だった詩羽と英梨々
- 2人から頼られた倫也は、2人のヘルプに行くことを決意
- そんな倫也の行動に対して恵が怒り喧嘩
- それでも2人のために倫也は動く
- しかし、気持ちはいつでもメインヒロイン恵のことばかり
- ヘルプを終えて倫也はサークルの元に帰還
- 愚痴を言いつつ、メールでラブコールをする倫也を恵も許す
- 相思相愛を確かめ合ってキスして事実上の公認💑になる
- 高校卒業
- 倫也が社長、恵が副社長の会社を立ち上げる
- 改めて皆でギャルゲーを作る企画を立ち上げ、6人皆揃ったところで終わり
一番の見どころは、倫也と恵のイチャラブと、メインヒロインが誰かを明確にした点。
最近のラブコメで見られる誰も選ばず有耶無耶で終わる展開ではなく、メインヒロインは加藤恵ただ一人。
途中のメインヒロイン以外の女のヘルプに行く展開は「それはダメだろ」と思いました。
しかし、倫也がヘルプを終えてサークルの元に戻っていった後、詩羽と英梨々の
「今度は自分たちがblessing softwareを助ける」
「倫也の恋を、恵の恋を応援する」
と決意しあっていたところを見て「あぁケジメはちゃんとつけるのか、良かった」と心から安堵しました。
最後に
最終的に、明確に加藤恵を選んだ主人公・倫也。
そこは良かったなと思いました。
まぁボイスアプリが出るキャラクターがメインヒロインとして選ばれないわけないですからね^^b
しかし、ヘルプに行かないといけなくなったトラブルがあまりにも唐突だったり、意図のわからない描写(倫也と恵が名前で呼びあった後、お互いがなんて呼んだか伏せる描写)があったり、個人的には(???)となる点も多く見受けられました。
原作を読めばそのあたりもわかるのかもしれませんが、全体的に足早にかけてしまった感は否めないなと。
とはいえ、加藤恵が好きな人はとても楽しめる内容だと思います|ω・)b
そうでない人にとっては落とし所としては悪くないとは思いますが、
「うーん、なんだかなぁ」となってしまうかもしれません(;^_^A
ということで、原作を読んでない私の個人的感想はこんな感じでした(^^)
あと、「サークル間での恋愛はあまりオススメしない」と言っていた伊織。私もその意見には大賛成ですね。
これを見て、『冴えカノ』の倫也を真似るオタクが出るとカオスなことになりそうで困惑します(;^_^A
あくまでもフィクションだからうまくいっただけで、『冴えカノ』のストーリーをリアルで体現するのはほぼ不可能でしょう。
それこそ本当に「オタクのこんな展開有ったらいいなぁの妄想をいっぱい詰めました」が本作のテーマなので、そういう意味ではぶっ飛んだいいアニメだったと思います。
声高に「痛い妄想いっぱい入れるためにオ〇ニーしろ」を女性キャラが連呼していたときは「気が狂ったか!?」と思いました笑。
ではではノシ