ポケモンの短編アニメ「薄明の翼」第1話が2020/1/15(水)に公開されました。
アニメ制作はコロラド。コロラドについてはこちらの記事でも紹介しました。
結論だけ言えば、コロラドらしい雰囲気のアニメで続きが気になるような話でした。
今日は1話を見終えた感想とストーリーの根幹についてお話しします。
ストーリー概要
ポケモンが生息する世界を舞台に、苦悩と葛藤をする若者たちの群像劇。
1話の主人公は、ジョンとトミー。
ジョンは何かしらの病を患っているため病院で過ごしているようで、"チャンピオン"ダンデのポケモンバトルの試合をテレビ越しに観戦するだけの日々。
いつか"チャンピオン"ダンデの試合を生で見ることを夢見る少年が、
ガラル地方の大会委員長を務めるローズと出会ったことで物語が動き出します。
ちなみに、全7話を予定しており、各話で主人公が異なるようです。
そして今世間で賑わっているのが「ジョン・トミー」=「トミー・ジョン」なのではないかという話。
トミー・ジョンとは
過去に、大リーグで活躍した投手の名前です。
大リーグ然りプロ野球の世界の投手は、投げてなんぼの世界に身を置く人たち。
トミー・ジョン選手も例外ではなく、彼は投球動作による肘にかかる負担の影響で、自身の肘にある内側側副靭帯を損傷してしまいます。
損傷してしまうと肘の曲げ伸ばしが難しくなり、投球動作も難しくなります。
そうなれば選手生命が断たれるも同義。
それをきっかけにトミー・ジョン選手は肘の内側側副靭帯を手術することを決意します。
その後1年の時を経て、プロの世界に戻ってきたトミー・ジョン選手は、手術の跡を感じさせないピッチングで観客を沸かせたそうです。
これが今で言うところの「トミー・ジョン手術」と呼ばれる所以です。
現代では、大谷選手やダルビッシュ選手といった日本にも所縁のある選手も、「トミー・ジョン手術」を受けるぐらい、当たり前の手術となりましたが、そういった過去があります。
「薄明の翼」について
そして、今回のポケモンで登場する「ジョン」「トミー」は、その「トミー・ジョン」をもじって生まれたキャラクタだと言われています。
肘の内側側副靭帯を損傷しており、投球動作ができない。
つまり、ポケモントレーナーとしての証であるモンスターボールを投げるという行為もままならない、それがジョンが病院にいる理由なのではないかという考察。
ポケモン剣盾では、ポケモンバトルそのものがスタジアムで行われたり、スポーツとして扱われるほどのものです。
恐らく、それも今回の設定のヒント・足がかりにしたのではないかと。
個人的な見解
上記の説に関しては何とも言えませんが、確かに可能性としてはありそうです。
少なくとも1話の時点では、ジョンが病院にいる理由は明らかになっていません。
走っている姿も確認できたので、身体の病気というよりは、身体の一部の病気の可能性が高い。
そうなってくると、肘の病気で内側側副靭帯を損傷していることもあり得ますね。
この短編アニメでは、そんな自分たちの追い求める理想に対して、理不尽な現実を突きつけられる少年たちの儚くも明るい兆しを見せてくれる物語にしようとしてくれているのではないかと思います。
だからこそタイトルが「薄明の翼」。
深いですよね。
これから主人公のジョンとトミーがどうなっていくのか、今後の更新を楽しみに待ちたいと思います(*´ω`*)