健全な魂を育み損ねた非健全なオタクブログ

健全な魂は健全な肉体から生まれます。それをモットーに日々を生きようと頑張るオタクが綴る趣味ブログ。

『ぼくたちは勉強ができない』1巻感想!

2019年4月よりTVアニメ放送がスタートしたぼくたちは勉強ができないの原作を読み始めました。
今回はこの作品の魅力を徹底的に語っていこうと思います。

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©ぼくたちは勉強ができない 筒井大志

作品紹介

週刊少年ジャンプで連載中のラブコメ
家庭的に貧乏で家族のために大学進学にかかる費用の免除が適用される「特別VIP推薦」を狙う主人公の唯我成幸。彼に言い渡された推薦の条件は校内の天才たちの志望校合格の手助けをすること。本作はここから物語が動きます。家に帰ってくるときに見せた家族のシーンで食べられる草を喜んでいる妹や弟の姿に一瞬衝撃が走りました。苦労人のようですね。

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©ぼくたちは勉強ができない 筒井大志

キャラクター紹介

本作では主に3人のヒロインが登場します。
国語が得意で天文学を勉強することを夢見る、しかし数式が大の苦手な古橋文乃。
数学・物理が得意、しかし人の心が介在するゲームが苦手でそれをわかりたいと願う緒方理珠。
水泳が得意、勉強全般苦手で恋する乙女の武元うるか。
今回はこの3人について話していきます

古橋文乃

「はわわ(//> <//)」が特徴的な文系少女。校内でのあだ名は『文学の森の眠り姫』。授業中に眠っていることが多いから眠り姫笑。
星が好きで、天文学を学びたいという彼女。しかし、理系の科目はからっきしで、数式を見ると眠くなってしまうときたもので、さあ困ったちゃんです。時折の辛辣発言(しかも本人に悪意はない笑)天然っぷりには笑わせられます。
モデルのようなスレンダーで、きれいな黒髪ロングという正統派ヒロインのような姿の彼女は、どうやら自身の胸が小さいことにコンプレックスを抱いているようです。かわいい^^

緒方理珠

メガネで知的な印象が強い理系少女。校内でのあだ名は『機械仕掛けの親指姫』。誰がつけたのか、いいセンスしてます笑。
どんなに難解な数学物理も途中式もなしに解を導くほどの賢さ。しかし、人の心というものが介在するのが苦手なのか、ボードゲームなどを苦手としているようで、心理学を学んで勝てるようになりたいと思っているところが等身大の女の子っぽくていいですね。
小柄ながら出るところは出ており、無自覚な接触行動で時折主人公を困らせてきます。おい、成幸。そこ変われ

武元うるか

小学校の頃から水泳をやってきた水泳大好き少女。校内でのあだ名は『白銀の漆黒人魚姫』。漆黒というワードが中二心をくすぐります。
志望校でスポーツ推薦で入ることを考えていた彼女ですが、その学校に入るためにはどうやら英語ができなくてはいけなくなり、勉強が大の苦手である彼女は、「じゃあやめる」と言ってしまうほど、勉強することが嫌いな模様。しかし、文乃と理珠が成幸と一緒に勉強していることを知って、自身も成幸に教えてもらうことを決意。「他の女に自分の好きな男は渡さないぞ!」って意志を所々の描写から見て取れるのが青春って感じで微笑ましいです。
ちなみに肌色は水泳をやっているから褐色なのか、はたまた血筋なのか、おそらく前者でしょうが、健康美人って感じが出ています。はい、私はうるかちゃん推しです笑

全体の感想まとめ

この作品を読んでていいなって思ったのが以下の言葉。
『できないやつの気持ちがわかるのはできなかった奴だけだから』

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©ぼくたちは勉強ができない 筒井大志

実は私も、この言葉は常に意識して日々を過ごしています。
少し自分語りをしてしまいますが、私は勉強もそこまで要領よくできるわけではなく、いわゆる世間一般でいうような天才とは程遠い凡人でしかありません。だからどちらかといえば「できない人間」にあたると思ってます。だからこそ「できない人間」の気持ちを汲み取ることが大事なんじゃないかと思って、人に教えたりするときもそれだけは忘れないように接しています。
なので、この作品の主人公にも感情移入しやすかったです。作者さんがそういった信条をお持ちの方なのでしょうか。気になります。


キャラクターの魅力もありつつ、この信条をもとに、主人公の成幸が彼女たちをどのように教育していくのか注視していきたいなと思います。
私も負けずに頑張ろう。